コーヒーに関する資格を探しているなかで、ラーキャリの「コーヒープロフェッショナル」という資格を見つけて気になっている方も多くいらっしゃると思います。
しかし、コーヒー資格は他にもいろいろあり、費用・時間・労力などを考えると、何個も気軽にチャンレンジできるものではありません。つまり、どの資格取得にチャンレンジするかが大事ですよね。「コーヒープロフェッショナルに決めちゃって良いのかな?」「他にチャレンジすべき資格があるんじゃないかな?」と悩むものだと思います。
そこでこの記事では、コーヒープロフェッショナル資格と他のコーヒー資格を比較することで、みなさんが資格を選択する際の後押しができればと考えています。
「コーヒープロフェッショナルの資格って、実際どうなの?」といった疑問を解消したい方はぜひご覧ください。
そもそも「ラーキャリ」とは?
「コーヒープロフェッショナル」という資格は、通信資格サービス「ラーキャリ」を通じて取得できます。
そもそも「ラーキャリ」とは、ユーキャンやキャリカレなどと同業種で、スキルアップ・キャリアアップに役立つ資格取得をサポートしてくれるサービスです。京都にある株式会社RIGWORKSが運営していて、本記事でご紹介する「コーヒープロフェッショナル」以外にも色々な資格取得講座をラインナップしています。
公式サイトを見ると、HONDAやらパナソニックやら無印やらの名前があり、大手企業の研修でもラーキャリの講座は活用されているようです。
コーヒープロフェッショナル資格取得講座の概要
そんなラーキャリが開催している資格取得講座のなかでも人気なのが「コーヒープロフェッショナル資格取得講座」です。
講座の概要
簡単に概要をご紹介します。コーヒープロフェッショナル資格取得講座は、誰でも気軽に受けられて、最短約3週間で資格取得が可能というスピード感が特徴です。
また、最長2年間の学習期間が設けられているため、とりあえず学習を開始してみて、ゆっくり自分のペースで資格取得を目指すということもできます。
受験資格 | なし。誰でも申し込み可 |
開催時期 | いつでも申し込み可 |
取得までの期間 | 最短で約3週間 |
受験料 | 49,500円(税込み) |
資格更新有無 | 一度取得すれば永年持続 |
資格更新料 | なし |
資格取得の流れ
▼コーヒープロフェッショナル資格取得講座に申し込む。
▼自宅に届くテキストを使って、自分のペースで学習を進める。
▼課題を提出すれば添削してくれる。(課題提出は必須ではない)
▼学習が終わったら、自宅で試験を受ける。
▼合格したら、資格認定書(ディプロマ)が発行される。
このように、全部自宅で完結します。テキストに沿って学習を進めれば良いので、ネット環境の有無も全く関係ないです。試験に合格したら「一般社団法人日本技能開発協会」から認定書が発行され、「コーヒープロフェッショナル資格保有」と履歴書に書けるようになります。
※ちなみに現在、資格取得費用1万円割引に加えて、ルーレットクーポン・ゲリラクーポン・特定資格値引きなどのオトクな期間限定キャンペーンを実施中のようです。
コーヒープロフェッショナル資格取得講座で学べる内容
では一体何を学べるのか、講座を受けるに当たってはこれが一番大事ですよね。
コーヒープロフェッショナル資格取得講座では、「コーヒーの歴史編」と「コーヒーの淹れ方編」という大きく2つのテーマに沿って学習を進めます。
コーヒーの歴史編には、コーヒー豆の種類やコーヒーが育つ環境などの学習内容も含まれています。また、コーヒーの淹れ方編では、焙煎度による味の違い、コーヒー豆の挽き方、抽出方法、コーヒー豆の保存、オリジナルブレンドの作り方などを学ぶことができます。
つまり、このような方にコーヒープロフェッショナル資格取得講座は合っていると思います。
- コーヒーの専門家やコーヒー通が持っている知識を、自分も身に付けたい。
- コーヒーを美味しく淹れる方法を、正しい理論にもとづいて、科学的に知りたい。
体系的にコーヒーのことを学べるようになっていますので、趣味を深めたい方にも、コーヒー関連の仕事に生かしたい方にもおすすめできる資格といえます。
※より詳細な学習内容はこちらのページからご確認ください。
他資格との比較
冒頭の話に戻ります。ラーキャリの「コーヒープロフェッショナル」以外にもコーヒーの資格はさまざまありますので、「どれを選んだら良いんだろう?」と悩むところですよね。
「コーヒープロフェッショナル」と同じようなレベル感の資格としては、以下のようなものがあります。
資格名 | 主催企業・団体 | 受験資格 | 費用(テキスト代・受験料など) |
コーヒープロフェッショナル | ラーキャリ | なし | 49,500円 |
コーヒーインストラクター3級 | 全日本コーヒー検定委員会 | 開催企業による | 学科講習会1,500円(税込)+開催企業ごとの参加費 |
コーヒーソムリエ | 日本安全食料料理協会 | なし | 10,000円 |
コーヒーマイスター | 一般社団法人 日本スペシャルティコーヒー協会 | 要会員申し込み | 39,000円+会費 |
UCCドリップマスター | ユーキャン | なし | 69,000円(一括払いの場合) |
■このなかで最も費用も時間もかからない資格となると、「コーヒーインストラクター3級」です。試験もなく、学科講習会に参加すれば資格を取得できます。ただし、開催地が限られているため、お住まいによっては気軽に受けられないかもしれません。
■次に「コーヒーソムリエ」に関しては、テキストなどはなく、試験に合格すれば資格を取得できます。腕試し的に試験を受ける人も多いみたいです。専門的なテキストで勉強したいという方にはあまりマッチしないかもしれませんね。
■「コーヒーマイスター」は、テキストで勉強した後、会場での実技講習会と筆記試験があります。コーヒーのことをしっかり勉強したいというニーズにマッチしていると思います。ただし、日本スペシャルティコーヒー協会の会員になる必要があり、資格を更新するには3年ごとの手続き(更新費用10,000円)が必須です。趣味の範囲でコーヒーを楽しむというよりも、カフェの開業やコーヒー関連の仕事で資格を生かしたいという方に合っているでしょう。
■「UCCドリップマスター」は、約4ヶ月かけてテキストに沿って学習を進めていきます。講座のなかで課題が出され、全ての課題をクリアすると資格認定されるという流れです。コーヒーを美味しく淹れるための学習ステップが充実していて、趣味を深めたい方はもちろん、カフェで働きたい方にもマッチしていると思います。気になる方は、まず資料請求を行ってみてはいかがでしょうか。
コーヒープロフェッショナル資格取得講座ならではの魅力
ここまでの内容をご覧いただくと、ある程度自分に合ったコーヒー資格が見えてきたのではないでしょうか。
「でも他の資格と比べて、コーヒープロフェッショナルって結局何が良いの?」という疑問もあるかと思いますので、その点を解説します。
個人的に特に良いと思う点は、学習内容が幅広いことです。コーヒーはどのように誕生したか、コーヒーに合う水やクリームは何か、コーヒーカップによってコーヒーはどう変化するかなど、単なるコーヒー好きでは答えられないような内容が学べます。また、ドリップ方法についても詳しく学べる内容になっているため、「コーヒーの専門的な知識も、淹れる技術もどっちも身に付けたい」というニーズにマッチしていると思います。
次に、早く資格を取得したい場合にもおすすめです。資格の勉強は、目的意識がないと長続きしません。テキストだけ買ってほとんど勉強せずに終わったという経験が、多くの方にあるのではないでしょうか。なので、最短約3週間で資格取得可能という点は大きなメリットだと思います。「1ヶ月以内に取るぞ!」と決めてしまえば突っ走るだけですので。
このように、資格取得を目指す方にとって重要な「学びの内容」と「学習期間」が満たされている点がコーヒープロフェッショナル資格取得講座の魅力といえます。
コーヒープロフェッショナル資格の価値や活かせる場面
最後に、資格を取得するにあたって、資格にどれくらい価値があるかも重要なポイントですよね。例えば国家資格は持っているだけで就職・転職に有利になります。
コーヒー業界においては国家資格は存在せず、全て民間資格です。日本には15〜20種類くらいあります。そのなかでも特にすごい資格は「コーヒー鑑定士」で、取得者は全国に55名(2024年1月現在)しか存在しません。プロ中のプロが持っている資格といえます。
「コーヒープロフェッショナル」は難易度としては高くありません。テキストに沿って勉強したうえで試験に臨めば、十分に合格を目指せるでしょう。資格の価値としては、コーヒープロフェッショナルはさまざまな場面で役立ちます。
まず、コーヒーを淹れる・販売するといった仕事において、資格と知識・技術が生かせます。たとえば、コーヒー豆に関する知識は誰もが持っているものではなく、産地やら品種やらの特徴は勉強しないと身に付きませんよね。コーヒープロフェッショナル資格を持っている方であれば、コーヒー好きなお客の質問にも難なく答えられるようになるでしょう。
また、美味しいコーヒーを淹れるのも専門的な知識と技術が必要で、素人には難しいものです。資格取得によって得た知識・技術を生かし、研鑽を続ければ、お客を呼べる美味しいコーヒーを淹れられるようになるでしょう。「将来的に、コーヒー豆専門店やカフェを開きたい」という方にとっても、コーヒープロフェッショナルのような専門資格を持っていることは重要だと思います。
そのほか、これからコーヒー関連の仕事に就きたい場合に、保有資格欄に書けます。「お、資格持ってるの?コーヒーに詳しいんだね」といった評価につながる場合もあります。
あとはやはり自分で淹れるコーヒーがもっと美味しくなって、毎日のコーヒータイムがもっと楽しくなるということが一番の魅力だと思います!つまり、コーヒーの資格を仕事に直結させなくても、自分の人生が豊かになるという価値を見出だせるはずです。
資格の価値は自分次第で高められる
コーヒーに限らずどの資格にもいえることですが、「資格」とは、勉強して合格した結果を自分の自信にしたり、仕事や次の学びに生かしたりと、自分の考え方次第で価値を高めていくものだと考えています。
「◯◯の資格は意味がない〜価値がない〜」とかは、真剣にその資格を勉強したことがない人があーだこーだ言っているだけです。私自身、コーヒーと全く関係がない「準デジタルアーキビスト」という資格を持っていますが、たいていの人は「なんじゃそりゃ?」と思うはずです。ですが、私はその資格を取得するためまでの学びは貴重な時間だったと感じていますし、資格を生かした目線で物事を捉えられるようになりました。また、「勉強しないと取れない資格を私は持っている」という事実は、自信や安心感につながります。
資格取得はゴールではありませんし、資格にどれくらいの価値を見出すかは自分次第です。資格取得は費用・時間・労力がかかるものですから、ご自身で納得のいく資格にチャレンジすることが大切だと思います。
資格取得に興味がわいてきたという方は、「コーヒープロフェッショナル」をきっかけに、どんどんコーヒーの沼にハマっていきましょう!
時期によって「再試験費用2回分無料」や「全資格1万円割引」などを行っているようなので、なるべく費用を抑えたい方はキャンペーン期間が狙い目です。
※現在、資格取得費用1万円割引に加えて、ルーレットクーポン・ゲリラクーポン・特定資格値引きなどのオトクな期間限定キャンペーンを実施中のようです。通常よりオトク多めですので、一度覗いてみてはいかがでしょうか。