コーヒーに関する学びや資格取得を目指す際に、通信講座の受講も選択肢に挙がると思います。通信講座の特徴は、場所や時間を制限されることなく、自分のペースで学習を進められる点です。
この記事では、コーヒー資格の通信講座を厳選してご紹介します。あまり意味のなさそうな通信講座は選択肢から省きました。
「コーヒーが好きでもっと極めたい!」「役立つコーヒー資格を取得したい!」という方はどうぞご参考になさってください。
コーヒー資格における通信講座のメリット・デメリット
そもそも通信講座とはなんぞやというと、自宅に届くテキストなどを使って、自分で学びを進めていくスタイルを指します。講師が授業をするわけではないので、講座を受けにどこかへ出かけたり、決まった時間に机の前でスタンバイしたりする必要はありません。
通信講座によっては課題の提出が必要だったり、それを添削してもらったり、最後に試験があったりと、内容はさまざまです。
コーヒー資格に関しても、送られてくるテキストを使って自分で勉強を進めるのが基本です。なかにはコーヒーの抽出器具が同梱されている場合もあり、テキストなどを参考にして自分でコーヒーの淹れ方も習得していきます。
コーヒー資格における通信講座のメリット・デメリットとしては、以下のようなものです。
メリット
- 申込時に必要な資格・条件などはないため、誰でも通信講座を受けられる。
- 自宅や外出先など、場所を制限されずに学びを進められる。
- 学習する時間帯や学習のペースも、自分なりに決められる。
- 学習の道のりが明確に決められているので、迷わずに必要なことを学べる。
- 課題や試験がある場合も、自宅で完結できる。
デメリット
- コーヒーの淹れ方を手取り足取り教えてもらえるわけではない。
- 不明点がある場合、解決するまでに時間がかかる。(質問の回答を待つことになる)
- 飽きっぽい人、自己管理できない人、勉強嫌いの人には向かない
なんだかんだ言ってますが、コーヒー資格の通信講座は人気が高く、コーヒーを学びたいという方にとって非常に意味のあるものだと思います。
完全に独学でやろうとすると、「じゃあ一体何をどうやって勉強したら良いんだろう?」とすぐに立ち止まってしまう可能性があるため、通信講座を利用した学習はどなたにもおすすめです。
それでは、コーヒー資格に関するおすすめの通信講座をご紹介します。
1.コーヒープロフェッショナル資格取得講座
まずご紹介するのは、「コーヒープロフェッショナル資格取得講座」。通信資格サービス「ラーキャリ」が提供するコーヒーの通信講座です。
コーヒーの歴史や、淹れ方の専門知識・基本技術といった内容を幅広く習得できます。コーヒーに特化した内容のため、「紅茶とか開業とかは今は興味なくて、コーヒーのことだけを深く学びたい」という方にぴったりです。
主な特徴としては、申し込みから最短約3週間で資格取得可能な点が挙げられます。また、LINEを使って学習に関する質問ができ、任意の課題を提出したら添削してもらえます。
時期により、1万円割引などのキャンペーンを行なっていて、現在は期間限定でさらにオトクなキャンペーンを実施中のようです。なるべく費用を抑えたい方は一度チェックしてみてください。
取得できる資格名 | コーヒープロフェッショナル |
講座の費用 | 49,500円(税込)※キャンペーンあり |
取得までの期間 | 最短で約3週間 |
学べる内容 | 公式サイトをご確認ください |
教材・同梱物 | テキスト・問題集・添削課題・資格試験認定試験 |
学習サポート | LINEで質問OK |
課題 | 任意。提出すれば添削してくれる。 |
試験 | あり(受験料は講座費用に含まれています) |
合格証等 | 一般社団法人日本技能開発協会が認定書を発行 |
以下の記事で、コーヒープロフェッショナル講座をより詳しく解説しています。
2.コーヒー&マネージメント資格取得講座
こちらは、上記でご紹介した「コーヒープロフェッショナル資格取得講座」と、「カフェテリアマネージャー資格取得講座」がセットになったものです。
コーヒーの知識や淹れ方だけでなく、カフェ開業に必要な経営力も身につけたい方におすすめです。開業に必要な許可の話や、カフェ内のキッチンの割合および動線の決め方、仕入先の選定方法なんかも学べます。
こちらも現在、期間限定でオトクなキャンペーンを実施中のようです。通信講座はどれも結構な出費になるので、キャンペーンを活用して費用をなるべく抑えたいですね。
取得できる資格名 | コーヒープロフェッショナル・カフェテリアマネージャーの2つ |
講座の費用 | 77,000円(税込)※キャンペーンあり |
取得までの期間 | 最短で約3週間 |
学べる内容 | 公式サイトをご確認ください |
教材・同梱物 | テキスト・問題集・添削課題・資格試験認定試験 |
学習サポート | LINEで質問OK |
課題 | 任意。提出すれば添削してくれる。 |
試験 | あり(受験料は講座費用に含まれています) |
合格証等 | 一般社団法人日本技能開発協会が認定書を発行 |
3.コーヒー&紅茶カフェマスター W資格取得講座
続いては、「キャリカレ」による「コーヒー&紅茶カフェマスター W資格取得講座」をご紹介します。
特徴としては、コーヒーと紅茶の2つの資格の同時取得が目指せる点です。また、カフェの開業についても学ぶことができます。つまり、コーヒーも紅茶も提供するおしゃれなカフェの開業を目指す方は、この通信講座だけで必要なことをかなり広範囲に学べるといえます。器具もいろいろ付属するのも嬉しいですね。
逆に、コーヒーのことだけを学びたい方は、ほかの通信講座を検討するのが良いでしょう。
また、テキストだけでなく、映像講義もあるので、淹れ方などを視覚的に学べます。
取得できる資格名 | カーサバリスタ®・ティースペシャリスト®の2つ |
講座の費用 | 98,800円(税込)※Web申し込み一括払いの価格 |
取得までの期間 | 標準3ヶ月 |
学べる内容 | 公式サイトをご確認ください |
教材・同梱物 | テキスト・コーヒー豆・茶葉・コーヒーミル・焙煎器具・サイフォン・フレンチプレスなど多数 |
学習サポート | スマホから質問OK |
課題 | 3回必須。添削あり。 |
試験 | あり ※1資格につき5,600円(税込)の受験料が必要 |
合格証等 | 一般財団法人日本能力開発推進協会が認定証と認定カードを発行 |
4.UCC匠の珈琲講座 ドリップマスターコース
こちらは「ユーキャン」による「UCC匠の珈琲講座 ドリップマスターコース」です。
特徴としては、コーヒー特化の内容で、基本知識から淹れ方までを4ヶ月かけてじっくり学べます。コーヒー専門教育機関「UCCコーヒーアカデミー」が監修していて、プロのノウハウを雑誌を読む感覚で楽しく学べる点もメリットですね。
コーヒー器具もいろいろと付属していて、デジタルスケールがあるのがポイント高いです。コーヒーを淹れるのにデジタルスケールは必須ですので。
あとは、ユーキャン受講生限定のデジタル学習サイトがあり、プロの実技やインタビュー動画を好きなタイミングで見られます。
プロが厳選した器具を揃え、UCCお墨付きの資格を取得したいという方におすすめです。
取得できる資格名 | UCCドリップマスター |
講座の費用 | 69,000円(税込)※一括払いの価格 |
取得までの期間 | 標準4ヶ月 |
学べる内容 | 公式サイトをご確認ください |
教材・同梱物 | テキスト・DVD・珈琲手帖・ガイドブック・添削関連書類・細口ポット・ドリッパー・サーバー・ミル・デジタルスケール・ペーパーフィルター・コーヒー豆など |
学習サポート | 1日3回までメール質問OK |
課題 | 3回必須。添削あり。 |
試験 | なし。課題クリアと講座修了で資格取得。 |
合格証等 | UCCコーヒーアカデミーが認定証を発行 |
※ユーキャンのHPに遷移しますので、講座名「UCC」で検索ください。
5.カフェオーナー資格講座
こちらは「SARAスクール」が実施する通信講座で、「コーヒーソムリエ」と「カフェオーナー経営士」の2つの資格取得を目指せます。
特徴は、コーヒーだけでなく、カフェ開業についても学べること。また、コーヒーソムリエの資格は結構人気で、資格認定を行なっている協会指定の通信講座という点も魅力です。
この通信講座には、基本コースとプラチナコースがあり、プラチナコースだと試験免除で、課題提出のみで2つの資格を取れます。
基本コースだと、自分で試験申し込みが必要で、受験料も別途かかります。1資格1万円の受験料がかかるので、「コーヒーソムリエ」と「カフェオーナー経営士」の2つの資格取得を目指す場合は受験料で2万円かかるわけです。つまり、基本コースを選んでも、最終的にかかる費用はプラチナコースと一緒です。なので悩んだらプラチナコースが良いでしょう。
取得できる資格名 | コーヒーソムリエ・カフェオーナー経営士の2つ |
講座の費用 | プラチナコース:115,000円(税込) |
取得までの期間 | 標準6ヶ月(最短2ヶ月) |
学べる内容 | コーヒー資格を簡単に取得できる人気の通信講座【SARAスクール】 |
教材・同梱物 | ガイドブック・テキスト・受講証・問題・テストなど |
学習サポート | 何回でも質問OK |
課題 | 7回必須。 |
試験 | プラチナコースならなし。課題クリアと講座修了で資格取得。 |
合格証等 | 日本安全食料料理協会が認定証を発行 |
▼講座の申込みはこちらから
6.コーヒーコーディネーター講座
最後に紹介するのは、「ハッピーチャレンジゼミ」の人気講座「コーヒーコーディネーター講座」です。日本創芸学院という、通信教育業界で50年以上の実績を誇る教育機関が主催しています。
特徴は、コーヒー豆の知識をはじめ、焙煎方法や抽出方法が身につき、講座修了時には「コーヒーコーディネーター」の資格が取れること。この通信講座を受けた人だけが、コーヒーコーディネーター資格を取得できます。ほかに方法はありません。
テキストのほか、受講生専用サイトから動画で学ぶこともできます。また、講師への質問も可能で、コーヒーのプロにいろいろ聞くことができます。
コーヒーの専門的な知識をつけたい方をはじめ、カフェやコーヒー豆専門店の開業、コーヒー教室の開催などを見据える方にもおすすめです。
取得できる資格名 | コーヒーコーディネーター |
講座の費用 | 70,400円(税込)※一括払いの価格 |
取得までの期間 | 標準6ヶ月 |
学べる内容 | 公式サイトをご確認ください |
教材・同梱物 | テキスト・DVD・コーヒー豆・ドリッパー・電動コーヒーミルなど |
学習サポート | 質問用紙あり |
課題 | 4回必須。講評あり。 |
試験 | なし。課題クリアと講座修了で資格取得。 |
合格証等 | 日本創芸学院が認定証を発行 |
まとめ
コーヒー資格のおすすめ通信講座を6つご紹介しました。
金額面で気軽に始められるのは、最初に紹介したコーヒープロフェッショナル資格取得講座ですかね。
あとはカフェ開業の学びは自分に必要なのか判断することも、コーヒー関連の通信講座を選ぶ際には重要です。ほかは公式サイトの説明を読んだり、テキストのサンプルを見たりして、自分がテンションの上がる通信講座を選ぶのが大事かなと思います!