家でコーヒーを淹れてみたものの、「なんかおいしくない…」と感じた方もいらっしゃると思います。カフェの味に近づけたい気持ちがあっても、「豆の問題?」「私の淹れ方が下手?」など、何をどう改善したら良いのかわからないものですよね。
この記事では、「もっと美味しくコーヒーを淹れたい!」という方のために、家でコーヒーを淹れる際に抑えておきたいポイントをご紹介します。いずれも簡単に改善できますので、ぜひご参考になさってください!
淹れる直前に豆を挽く
もしもコーヒーを粉の状態で保管しているようでしたら、淹れる直前にコーヒー豆を挽くようにしましょう。コーヒー豆は時間が経つにつれて鮮度が落ちていき、粉の状態にするとさらに早く鮮度が失われていきます。
家で美味しいコーヒーを淹れるには、コーヒーを豆の状態で保管しておき、淹れる直前に挽くことが大切です。
正しく保管して新鮮な豆を使う
コーヒーを豆の状態で保管していても、常温保存の場合は焙煎から2週間以上経つと風味が失われていきます。特に、空気にふれている状態だと、どんどん酸化が進んで風味が劣化していくのです。
コーヒー豆はなるべく空気にふれないようキャニスターなどに入れ、常温保存なら2週間以内に、それ以上かかるなら冷凍保存して1ヶ月以内に使い切るようにしましょう。
コーヒー粉とお湯の量を計る
コーヒーを淹れる際にスケール(量り)は必須です。目分量では美味しいコーヒーは出来上がりません。
使用する器具により必要なコーヒー粉とお湯の量は異なるものの、基本的にはハンドドリップの場合は、コーヒー粉6〜8gに対してお湯100mlを目安とします。1杯分なら、コーヒー粉14g・お湯200mlで良いでしょう。
沸騰したてのお湯は使わない
沸騰したてのお湯を使うと、コーヒーの苦味が多く抽出されてしまいます。逆にお湯の温度が低いと酸味が出やすくなります。
適正なお湯の温度は使用器具や豆の挽き具合などによりさまざまなため、一概にはいえませんが、80〜90℃のお湯を使うようにしましょう。目安として、沸騰後に底からコポコポ出てくる小さな泡が全部なくなったら適温です。
蒸らしの工程を入れる
ハンドドリップの場合、一気にお湯を注ぐのではなく、コーヒー粉をお湯で蒸らす工程をはさみましょう。蒸らすことで、コーヒーの成分が抽出されやすくなるのです。
蒸らしは、まずコーヒー粉全体にお湯を行きわたらせて、20秒ほど待つだけです。その後にまたゆっくりとお湯を注いでコーヒーを抽出していきます。
好みの豆や焙煎度を見つける
上記でご紹介した工程を踏まえても、まだ納得いかない場合、そもそも選ぶコーヒー豆があなたに合っていないのかもしれません。
コーヒー豆は産地やグレード、焙煎度などによって本当にさまざまな違いが出ますので、いろいろ試すことをおすすめします。
求めている味に近いコーヒー豆を見つけたら、今度は焙煎度を変えてみたり、挽き具合(細挽き・中挽き・粗挽き)を変えてみたりして、理想の味に近づけていきましょう。
まとめ
コーヒーは、焙煎度・新鮮さ・粉の細かさ・お湯の温度・淹れ方など、さまざまな条件が絡み合って完成します。美味しいコーヒーを淹れるというのはかなり奥深いテーマなので、そこに行き着く工程をゆっくりと楽しみましょう!